観光局案内所は、具体的に聞きたいことがあれば、利用価値がある
ヌメア市内の中央にココティエ広場があり、各方面行きのバスが集中する停留所もここにある。そのメインバス停そばに、観光局の案内所があるとガイドブックに書いてあったんで、とりあえず行ってみた。
建物の写真はうっかり撮りそこなったが、ココティエ広場の雰囲気はこんな感じ。
観光局案内所の建物はすぐに見つかったが、想像していたよりずっと小さい。中には女性担当者が2,3人居て、幸い英語は堪能のようで、たどたどしい私の英語でも十分会話は通じた。
私は試しに「1週間から1ヶ月ぐらい泊まれるような民宿あるいは安宿の載ったパンフレットがありますか?」と尋ねてみたら「どこに何日、いつからの宿泊なのか?」というようなことを聞き返された。ここは「今日泊まるところを探しているんだが・・・」というニーズに応えるための宿紹介を得意としているのかもしれない。私は「そうじゃなくて、ただ一般的な情報を知るだけだ」と回答したら、意味が通じたらしく目的に合ったパンフレットを私にくれた。
あいにくフランス語で書かれたものだったから私にはサッパリ読めなかったが、そこに書いてあるキーワードを使ってググってみたら、以下のサイトがそのパンフレットのオンライン版であることが分かった。
http://www.office-tourisme.nc/en/association-hna-hlapa
あいにくフランス語か英語しか対応していないが、自動翻訳すると日本語で判読可能な文書になっている。
このサイトから泊まりたい宿にコンタクトができる。窓口の女性担当者に「どの宿も英語のコミュニケーションが可能なのか?」と尋ねてみたら「もちろん」と返ってきたが、実際はどんなもんなのか?やってみないと分からない。
経験上、日本以外の国の人に「日本語は喋れますか?」と尋ねて「喋れるよ」と答えた人の日本語レベルは、とってもとっても会話にならない場合も相当数含まれていた。その経験から想像すると、それら宿のオーナーの英語コミュニケーション力は決して完璧レベルではないかもしれない、と考えている方がいいかもしれない。
ル・サーフホテルの隣にあるフレンチレストラン ル・クポール
ニューカレドニアのフレンチレストランでディナーすることにした。ここはフランスなので地元の料理はやはりフランス料理ということになるらしい。海がそこにあるからフレンチシーフード料理に期待をかけた。
向かったフレンチレストランはル・クポール。なぜル・クポールにしたか?
それは泊まったホテルのル・サーフのすぐ横にそのル・クポールがあるからだ。地球の歩き方の解説によると「ちょっとリッチな雰囲気・・・」とあるから「良さそうじゃないか!」でそこに決った。ル・サーフホテルのすぐ隣にあるのだが、ル・サーフホテルの建物がル・クポールを囲むようにして建っているし、建物の色も同じだからまるでル・サーフホテルの中にこのレストランがあるように見えるが、そうでなく互いに独立しているらしい。
そうした理由は割安だから。
「はたしてこのグルメディナーコースはお得なのか?」と、地球の歩き方に描いてあった料理の値段を積み上げて見積もってみるとサウスパシフィックツアーのコースを買う方が一人あたり1000cfpほどお得だと計算できた。
下の写真がそのときサウスパシフィックツアーで買ったバウチャー(お食事券)。
ヌメアのTシャツショップ「ポピーズ」でも意見を聞いてみたところ「多分その方が得でしょ、それにレストランのテーブルに着いてから何を注文するか迷わなくても済むし、楽でしょ」とたいへん実用的なアドバイスが返ってきた。お食事券を買えば席は自動的に予約が入るし、テーブルに着いてから食前酒かノンアルコールかを聞かれるだけで、他の料理はもう決っている。前菜、シーフード料理、肉料理、デザートが自動的に出てくるからたいへん便利だ。まあそういう“定食”みたいなコースではダメだという食通向きではないが。
実際のディナーはフォアグラの前菜から天使の海老を使ったシーフードまではたいへん美味しくいただいた。ただ料理と次の料理のインターバルが長いし、パンが頻繁にテーブルに供給されてつい食べてしまうのでシーフードの終わりでおなかが膨れてしまった。牛肉ステーキもソースがいい味出していたが、おなかがいっぱいになっていたのと、多分OGビーフを使った赤みの多い肉だったので、あまり味わって食べることができなかった。その後のデザートもボリュームが大きい。これは正直言って、残さす食べよう!ファイト!と根性で完食したような気分だった。若者はおそらくこのコースボリュームでいいと思うが、アラフィフ過ぎてからは主菜はシーフードか肉のどちらか一品でも良さそうだ。その場合あえてサウスパシフィックツアーでバウチャーを買わないで、お店に直接行って予約を入れた方が手っ取り早い。実際にそうしている新婚カップルの日本人もいらっしゃった。
店内のムードはおしゃれで、日本人カップルも3組ぐらいいた。地元に住む方と思われるフランス人の方々も来ていたが、服装はどちらかと言うとカジュアルな格好。しかしせっかくのフランス領ニューカレドニアの老舗フレンチレストランでのディナーだから、他には構わずに精一杯のおしゃれをして出かけたらいいと思う。
ニューカレドニアのホテル街 アンスバタ唯一の水上レストラン ル・ルーフ
「是非ル・ルーフで食事しよう!」ということになった。
ル・ルーフはガイドブックにも載っている有名レストランであり、アンスバタのビーチから突き出した目立つ存在でもあり、イルカが見られるかも!というプレミアムでなかなかの人気らしい。
ル・ルーフは夜にこのようにライトアップと魚を集めるための照明で海中から浮き上がって見える。写真ではなかなかそこまで写せないのが残念。
ここで食事をする場合、海に面したテラス席を予約するのが望ましい。しかし望ましいからと言って、いったいどうやって予約するの?まさかフランス語で電話するの?英語でも大丈夫?もしかしたら日本語でもイケる?さまざまな疑問が湧くが、オーソドックスには泊まっているホテルのフロントから予約電話を入れてもらうのがいいらしい。
それでも日本語でなんとか・・・という向きには、ラ・プロムナードホテルかメリディアンホテルにある「サウスパシフィックツアー」の事務所に行き、予約をお願いしたらいい。私はこれで予約を入れて、ついでに「海に面したテラス席を!」とリクエストしてもらった。ただしリクエスト通りにいくかどうかはル・ルーフが決めること、だと言うことだった。が、首尾よくテラス席に案内された。
予約を入れるタイミングは、午後3時以降でないとダメだという。なぜなら3時頃までル・ルーフは閉店中で誰も出勤しておらず、予約できない。多分ホテルで予約する場合には、その場で電話してもらう必要があるだろうから、午後3時過ぎにフロントに行き、予約のリクエストをしてはどうか。サウスパシフィックツアーの担当者は日本人だから「予約お願いしますね」を午前中に伝えてもしっかりやってくれる期待ができそう。
これがル・ルーフの入り口前に掲示してあるメニュー。
ちゃんと右側に日本語で書いてあるから、フランス語が分からないからといって、値段を頼りに料理選びをしなくても済む。
ここが予約してあったテラス席から海を眺めたところ。遠くに見えるホテルはメリディアンホテル。
真下の海中には魚がたくさん寄ってくる。エサを撒いているからだ。ときどきその魚を狙ってイルカも来るらしいが、この日は来なかった。代わりにうみへびがやってきた。ここのうみへびは一説によると毒はあるけど、おちょぼ口であまり噛みつけないらしい。でも一応毒はある。
私はメインディッシュに生牡蠣を選んだ。
妻はエビ料理。ここのエビは「天使のエビ」という名前の独特なエビだと言う。甘エビを大きくしたような印象だった。
私のもう一品は、マヒマヒの料理。マヒマヒはここの特産だと言うので、カナール島へ行くときにボートを操縦するスタッフに聞いてみたら「ドルフィンフィッシュのことだ」と聞き取れた。ドルフィンフィッシュでも何だか分からないから、結局ネットでググって「シイラ」のことだと分かった。プリプリの食感だ。
これらのディッシュにビールとスパークリングウォーターをつけて、全部で15000cfp、約18000円した。